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君と描き始める未来に

第4章 同盟軍

周りを見ると、女性陣がイソイソとオフィスを出て行こうとしてる。


「小田切…ここは俺が引き止めるから…早く受付行って、香織ちゃん帰らせろ。」


「分かった!」


俺が急いで出ようとすると、佐伯さんが


「小田切さん!書類なら私たちが取りに参りますが!」


頼めますか!


「いやいや!自分の失態なんで、自分で…。」


「みんな朝礼、始まるよ~!」


滝島が立ち塞がり、目配せをする。


頷いて俺は、飛び出すと


「あっ!小田切さん待って下さい!」


「わぁ~!」


女性陣の雄叫び?と滝島の悲鳴が背中に響く。


香織!無事でいてくれ~!


てか、俺に関わるとろくな目に会ってない気がするよ!


疫病神かな…。


急いでエレベーターに乗り込もうとしたが、間に合わなかった。 


階段、使うか!


俺は殆んど飛び降りるかの様に、階段を駆け降りた。

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