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君と描き始める未来に

第4章 同盟軍

エントランスに取り残された、俺と同盟軍…。


カッカッカッ!と、ヒールの音が近付き


「ちょと!嫁…あっ小田切さん!」


佐伯さん達もやって来た。


さてと…俺は、どうすればいいのやら。


香織は見事に、要件を済ませて行ってくれた訳だし…


「え~と、妻のお相手頂き…有り難う。こんな大勢で対応して頂けて、心苦しいですが…」


言いかけてると


「奥様、インテリア会社にお勤めなんですって!」


「どこどこ?」


え…何事?


「カッティングエッジカーサだってぇ~!!」


「あそこ!家具お洒落だよね!」


「ご用の際は、是非お申し付け下さいって~!サービスして貰えるみたい!」


「ウッソ~!今度行ってみよう!」


あれ?家具の話になってる。


佐伯さんが


「みんな…どうだったの?」


「あ…うん…メールするね。」


「何っ!」


佐伯さんの当惑を余所に同盟軍は、各自の部署に戻って行った。

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