テキストサイズ

君と描き始める未来に

第5章 スイートホリデー

無理はさせない様にしてきといて、昨晩は歯止めが利かなかった。


「ごめんね…香織、身体大丈夫?」


「う~ん…筋肉痛です。」 


「うっ…無茶させたよね。」


「でも…私も夢中になっちゃった…。」


照れながら、大胆な事を言う。


「香織…。」


昨日何度も抱き締めた様に、ギュッ身体を包み込む。


「大好きだよ…。」


「志信…昨日いっぱい聞いたよ~。」


胸の中で、クスクス笑ってる。


君が笑顔でいられるなら、何度でも言うよ。


「愛してる…。」


「うん…私も愛してる…。」


そう言って、鎖骨付近に唇が当たる。


香織…朝って結構ぉ~男は元気なんだけど…解ってるのかな? 


解ってないよな…。


「香織…。」 


「ん~?ふふ…。」


キスだけだと思って嬉しそうに、唇を重ねる君は無邪気だな。


「頂きます…。」


「へっ!志信…朝ごはん!」


「先に…香織…。」


朝日は輝きを増して、重なる二人を優しく照らしていた…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ