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君と描き始める未来に

第6章 幸せの誓い

「でも…こんな早く、香織のウェディング姿見れるなんて思わなかったわ…。安心しました。小田切さん、有難うございます。」


黎子ちゃんは、嬉しそうに微笑んだ。


香織の今までの恋愛を一番知ってる存在。


まるで親の様に、温かく見守ってくれている。


「有難う…黎子ちゃんに言われると認められた気になるね!」


「あら!それは光栄ですわ!」


「黎子…スピーチは変な事、言わないでね…。」


コソコソ囁く香織に


「さぁ~どうかしら…ふふふ…暢くん、何か食べましょ~。」


「えっ!あっはい!」


意味深に笑う黎子ちゃんに焦りながらこっちを見る暢くんに…青冷めてる香織…コントみたいだな。


「しまった…やっぱり黎子に頼むべきじゃなかったかな…。」


見事に、ハメられてるし


「大丈夫じゃない?黎子ちゃんは完璧にやってくれるよ!」


「う…うん。」


そんなに、心配なのかな?


「香織…せっかく綺麗なのに、勿体ないよ。笑顔、笑顔!」


覗き込むと。


「うん…有難う…。」


君は、照れながら微笑んだ。

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