テキストサイズ

君と描き始める未来に

第6章 幸せの誓い

それからは…俺サイドと、香織サイドと順番に挨拶に回って大忙し。


何故か簡単な挨拶だけじゃ終わらなく、話し込んでしまうからだ。 


「なべちゃ~ん!綺麗じゃん!電撃結婚のお相手は、こんな素敵なダーリンだったんだね!モッキーみたいにビッビットきたの!?」


香織は、一瞬固まり


「同僚の樋口さん…たまに飲みに行ったりしてたんだ。で、こちらは凄いお世話になってる井関さん」


「この度は、おめでとうございます。」


「有難うございます。香織から、凄い尊敬してる方だと、伺ってます。」


「あら…渡辺…あっ香織さんたら。」


「本当です!てか、二人とも今日テンション違いますよ!」


井関さんと樋口さんは、目を合わせて


「だってね~。なべちゃんのダーリン、カッコ良すぎなんだもん!こっちが照るよ!」


「なんでよ!」


「どこでゲットしたの!」


「うっ…どこって…。」


香織は、言葉を詰まらせた。


「はは!僕がナンパしたんですよ。」


「え~!ナンパしちゃうんですか~!モテそうなのに。」 


「モテないですよ。更に失恋してたんで。」


今となっては、穏やかに話せる…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ