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君と描き始める未来に

第6章 幸せの誓い

「ごめんね…志信…。」


今日まで嘉之の名前が出たから、香織は申し訳無さからか、俯いて謝ってきた。


「気にしなくていいよ。俺が、念押ししたくて名前出したんだから。」


「念押し?」


「香織は、俺のだけのモノですよってね!」


「なっ!」


慌てて見上げた顔は、真っ赤だった。


まだ、赤くなるんだ~。


「はは!次は…あぁ…次はもっと質が悪い…。」


「へ?志信の職場でしょ?」


「うん…そうだけど…。」


上司はさっき挨拶したから…残る同盟軍だった。


「今日は…来てもらって有難うございます。」


佐伯さん、久喜さん…他女性陣。


普段見ないドレスアップした姿は、また迫力を増していた。


「小田切さん…奥様、本日は、おめでとうございます。」


みんな深々とお辞儀する。


「有難うございます!」 


香織も合わせて、頭を下げる。

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