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禁断の果実

第2章 兄妹

今夜はお母さんとお父さんもお仕事で遅くなるみたいで、我が家で1番料理が上手な公也が料理当番になったのだ



公也とあたし達は同じ高校で、公也はサッカー部に入っている


たくにぃが美形なら、その弟の公也も美形



スポーツ万能、料理上手、おまけに性格は花丸もの…


かなり自慢のお兄ちゃん!




「そういえばさぁ…」


「なに?公也」


「琢磨、また女連れ込んだでしょ?」


「ぶっ!!!」



あたしは口に含んでいたものを吹き出しそうになった




「おい、千尋汚ねーぞ!」


「ご、ごめん…」


「ちぃちゃん、はい、ティッシュ」


「ありがとぉ楓…」



ティッシュで口を拭きながら、たくにぃをみるとニヤニヤしてあたしのことみてる


な、なによ…



「琢磨さぁ、家でするんならもっと静かにしてくんない?マジであんなの聞かされたら迷惑だし。」




少し怒りながら公也が注意してる…



「ああ、悪りぃ。

今日の女、感度が良い分すんげー声でかくてさ…」



そう言ってたくにぃは、またあたしを見てくる…


なんなのよ!もぅ!




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