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禁断の果実

第1章 双子の弟

「ちょっ…なに言ってるの楓…!?」


バシッと頭を叩くと、


一気に赤くなるあたしを見て楓はニコッと笑う



「…ごめんごめんっ、琢磨のあんなの聞かされるとちょっと興奮しちゃって!」




「こ、興奮って…///」




「あれ?ちぃちゃん興奮しなかった??」




「し、しないよ!///」




「ふぅ〜ん…」



不満そうな顔してあたしの髪で遊ぶ楓の指




「ねぇねぇ、ちぃちゃん」


「…なにー?」


「じゃあ、これは…?」


「…っ!!…んんんっ」




グッと腰を引かれあたしの唇は、楓の唇と重なっていた


唇を味わうかのように何回も角度を変えてついばむ


酸素を求めて口を開けた隙間に、にゅるっと強引に入ってくる楓の舌…


深く深くねっとり絡み合う…




はぁ…っ…んんっ

かえ…で…


楓のキスはすごい気持ち良くてとろけてしまう



足に力が入らなくなってくると、ガシッと逞しい腕が支えてくれて…



楓…双子なのに…性別が違うだけでこんなにも変わるんだね…



チュッと音がして唇が離れた




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