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ただ…愛してる

第21章 貴女の温もり

部屋の灯りは暗く
寒空の下をカーテンが揺れ
俺の涙は
痛みに変わった。



隼人とはなこさんは
明かりの消えた部屋を見上げ
急ぎ足で
部屋に入った



『あいと!…』


尋常じゃない俺に



はなこさんと隼人は
俺を囲む様に
抱き締めた。



『あいと君…僕が居るよ。大丈夫だよ』


隼人は、あいとの腰を抱き締めた



『あいと…大丈夫だよ』


はなこさんは…俺を優しく包む




貴女は俺をこんなにも
落ち着かせる
そして…臆病にさせるんだ

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