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ただ…愛してる

第4章 抱き締めたい

『バカだねぇ。来るよ。大丈夫なん?』





『ありがとう…』



あ。なんか涙でた。
なんだろ



『そんな痛いなら、薬のも』


はなこさんの手が
俺を支えた



エレベーターで部屋までいき。



ソファーに寝かされた。


はなこさんは…お粥を作り
俺のお腹を擦りながら




『明日までに治らなきゃ、病院だからね。』



痛くねーし。



『なんで来てくれたん?』



『放置出来ないやろ。生い立ちの話や
色々聞いたんやからさ。』




哀れみかよ




『はなこさん…好きだ。』




『あなたね、自分が弱ってるから
あたしがよく見えてるんだよ』




はなこのバカ




『違うよ…会いたかった』




はなこの腕を引き寄せたが
はなこは、振り払い



『だめ。これ以上はだめ。帰る』





帰したくない。

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