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ただ…愛してる

第14章 遭遇

俺達は…夏の終わりに
lineで出会い
急速に愛を深めた。

それが例え一方的でも
俺は…はなこさんと居れたら
それで良かった。


秋は駆け足で
冬色に町並みを染めた



『はなこさんと一緒に歩くの
久々だよねぇ。寒いけど…
ここが暖かい』


はなこさんがくれた手袋を
しながら
うきうきしてた。


吐く息は白く
はなこさんの鼻は赤くなっていた。



『良かった。気晴らし出来て
保育士の勉強ばかりだったから
あいとが、溶けて無くなりそう
だったし…アハハハ』



マルイの信号を渡る



美味しい御好み焼きを食べに
颯爽と歩いた



『はなちゃん。御好み焼きとビール
が…いーなぁ。』


はなこさんの手を掴もうとした…


急に立ち止まり、俺は
はなこさんにぶつかりかけた


『あ!あぶないなりよ。はなちゃん』



はなこは…俺の知らない顔をしていた

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