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ただ…愛してる

第19章 ただ…愛してる

シチューを食べながら
手紙を読んだ



…愛人樣…

寒さが本格的になりましたね

あの日の貴方を手紙を書きながら
思い出していました。

保育士になられたこと
凄く嬉しく思いました

私達…すれ違ってしまったけど…


貴方は
あたしの最後の恋人でした。


ありがとうございました。
御幸せになられてください。


…智美…




『ねぇ…涙で見えないよ…』



手紙をグシャグシャにしながら


俺は…うなだれた。



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