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砂漠の月、星の姫~road to East~

第2章 第二夜【国境の月~road to east~】

 カシュガルもまた屈託のない笑いを浮かべ、空を振り仰いだ。いつしか月は傾き、その輝きを徐々に失いつつある。代わって、東の空が次第に明るさを取り戻していた。
 長い砂漠の夜が明けたのだ。
 二人は顔を見合わせ、手を取り合ったまま立ち上がった。
                   (第二夜【国境の月】おわり)

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