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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「ははは~!宮脇ちゃん、まるでムンクの叫びみたい~。」


私の反応が期待通りだったのか、凄い嬉しそうに笑う。


それより、どうして!?


「何でよ!超高層マンションに住んでたんじゃないの!?こんな安アパートに引っ越して来てんのよっ!」


すると、笑うのを止め


「どっからそんなデタラメな話し聞いたの?俺だって、安アパートだったけど~。こないだ来た時、こっちが便利そうだったからさぁ~。早速、契約したんだよね!」


「はぁ~!訳解らない!」


「え~今言ったままだよ!そうゆう事で宜しくぅ~!これからは毎日、一つ屋根の下だね!」


くくりが、大き過ぎるだろ!


「壁があるしっ!」


「そうだねぇ~壁一枚で、宮脇ちゃんが居るかと思うと、ぜぇはぁ~しちゃうね!」


ふざけてぇ~!!


怒り沸騰しそうになってると、高橋さんは靴を脱いで、上がってきた。 

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