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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

チャットは一時間くらい続ける。


普段マヨピョンが居なくてもファン同士で、やってるみたいだけど、過去ログを見ると本当に下らない。


まぁ~私の夢を叶えるために必要な手段の一つだから、せいぜい盛り上げて貰わないとね!


さて、そろそろ退出して夜に向けて、磨かなきゃ!


最後に

『来週のオフ会イベント、みんなに会えるの楽しみだピョン!たくさん来てピョ~ン!!』


『もちろんだピョン!』
『行くピョン!』


またズラズラ続く。


はいはい、沢山集まって貢いで貰わないとね!


色々お金も掛かってるし、人生に夢をあげてるんだから、私の夢に協力してちょうだいね~!


さぁ~準備しよう~!


ルームを出ようとした時


『とても楽しみにしております。』 


ハンドルネーム『SOU』


いつも丁寧な言葉で、チャットルームでは少し浮いてみえる。


でも実際まで、紳士かは解らないしね!


カタカタカタカタ…


『ありがピョン!バイバイピョ~ン!』


退出~!

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