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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

「じゃ、西垣さんにも~!」


渡されのは、お蕎麦だった…。


案外古風なのね…。
また、そのギャップも素敵だけど!きゃっ!


「じゃあ~また夜ね~!」


高橋さんは、手をヒラヒラさせて部屋に戻って行った。


ちぇ~!人見さんが現れなかったら、もう少し二人っきりで話せたのに!


あっ!『マヨピョン』!


私は、急いで階段を駆け降りて部屋に戻り、パソコンを立ち上げる。


ホームページにアクセスして、チャットルームのパスワードを入力すると、既に何人入室していた。


入室者の表示が、出ると一気にルームは盛り上ってくる。


『お帰りなさい!』


この言葉が、たて続く。


私はカチャカチャと、キーボードを叩く。


『ただいまだピョン!お待たせしちゃったピョン!』


すると


『何時間だってまてるにゃ~!』
『ワシもまてるるなり~!』


また、その繰り返す。


ふふ…バカね~。


『ありがとぅ~みんなぁ~!マヨピョン、幸せピョン!』


そう…コスプレネットアイドル『マヨピョン』は、西垣静湖…私だピョン!

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