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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

「本当に…宮脇ちゃん…切ない男心解ってないわぁ~。柴多さんも大変~!」


ん…柴多って?


「煩いわね!柴多は優しいから大丈夫よ!」


彼氏かな?


「あぁ~!何なにノロケ~!そんな事言って甘えたら、捨てられちゃうよ!」


宮脇さんは、然して気にもしない感じで


「そうなったら…仕方ないじゃない。」


「うっわ!可哀想~柴多さん!まぁもし捨てられたら、俺がいつでも待っててあげるからさ!優しい~!」


凄いポジティブだな…。


「いいわよ…一人を楽しむから。」


見た目のイメージ通り、クールだな。


「そんな事言って、寂しくて泣いちゃうかもよ!」


「高橋さんの事では、少なくても泣かないわ。」


白滝を食べながら、宮脇さんは言った。


「あっ!宮脇ちゃん、こっち白滝一つだけだよ。」


話が白滝になった。


「人見さん、居るの最初から言わないからでしょ!」


堂々巡りするな…。

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