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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

結局三人でおでんを食べる事になった。


高橋さんは、取り皿を出してくれた。


「俺、ウィンナー!」


宮脇さんの分のおでんから、高橋さんが勝手に取ると


「ちょっと!これは、私の分なんだからこっちで分けなさいよ!」


「いいじゃん~!他人行儀な事言わなくても!」


「他人でしょ!」


宮脇さんが、ムキになって言い返すと。


「裸で、乳揉んだ仲なのに…。」


「ぶっ!ゴホッ!」


いきなりの高橋さんの言葉に、自分が気管に詰まらせて噎せた。


「きゃあ!人見さん大丈夫!?ちょっと!高橋さん、変な事言うから人見さんが、驚いちゃったでしょ!」


「つれないでしょ~!」


高橋さん…どこまで本気か解らないな…本当に宮脇さんを好きなのか?


「人見さん、信じないでね!私、彼氏居るから!」


「え…そうなんですか?」


それは驚いた…じゃあ、高橋さんは冗談…ん?一瞬、笑いが消えたような…。

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