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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

宮脇さんは、高橋さんの言葉に驚く事もなく


「そうそう!似てない?西垣さんをコテコテにしたら、マヨピョンになると思うんだよね!」


そっか…先入観が無い人からも、そう見えるんだ。


「あっ…何かイベントに出てる言ってたよな…前。」


「イベント?西垣さんが。」


「うん…あっつ!」


よく汁が染みた大根が、熱かったみたいだ。 


「そう…ですか…。」


「はふっ!一応に…人見さんにコーディネートした服に合わせたんだよ~西垣さん。あっ!私のカラシは?」


「使う?」


高橋さんが、自分の取り皿にカラシを出し切っている。


「…もう…いいわよ…。」


何だろう…この宮脇さんの虐げられ加減。


「分かったよ~!はい、宮脇ちゃん、あ~ん!」


カラシの付いた大根を宮脇さんに、食べさせ様とするが。 


「いらんわぁ~!」


「え~宮脇ちゃん、酷い~!」


虐げられてるのは、高橋さんなのか?


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