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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

「西垣さん…何かあった?」


宮脇さんは、自分の様子で何か感じたか聞いてきた。


事情を説明して、協力してもらうか…女性の方が、部屋には入りやすいかもしれない…。


だけど、宮脇さんまで巻き込んで、怪我とかさせたら大変だ。


「いや…ちょっとまた、ご飯食べに行く事にしたので。」


宮脇さんは、驚いたのか目を見開いて。


「マジ…また、コーディネートする?」


「はあぁ…でも…服が…。」


「協力するピョン!」


高橋さんが、ピースして目元に持っていってウィンクをしたが


「すみません…サイズが…。」


高橋さんとは、体型が違い過ぎる。


「大丈夫だピョン!まかせてピョン!」


「あ、有難うございます。」


ただ『ピョン』は外して欲しいな…。


「ピョンピョン、煩いわよ。」


あっ…宮脇さんが、言ってくれたけど


「はいは~い!」


高橋さんは、肩を竦めて笑っていた。

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