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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

「…何時に終わりますか…バイト…」 


「え~!今日は早番だから15時かな…」


「分かりました…終わる頃迎えに来ますので…」


「へ…いいよ~面倒じゃん!」


ムッ…昨日、約束したのに…


「食事…奢るって…約束しましたよね?」


「そりゃね!でも、アパートの方の駅で良くない?」


西垣さんには、一週間の夕飯御用達係にしか思ってない様だ。


小さく溜め息を吐いて


「はぁ…出来るだけ…一緒に居るのが夕飯の条件です」


「うっそ!何でよ!」


物凄く嫌な顔をされた…。


ズキズキ…イライラ…。


自分でもどうしようもないくらい、負の感情が湧いてきてしまう。


あんたが…マヨピョンじゃなきゃ……。

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