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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

バイト先のコンビニは、駅からそんなに離れてはいない。


コンビニの中に、急いで入ると…


「いらっしゃいま……人見さん!」


西垣さんはちゃっかり、制服に着替えていた。


電車で一本しか違わなかったのに…早業みたいだな…。


一瞬…マヨピョンが頭を過る。


マヨピョンも…衣装替え…早いしな…。


立ち尽くしてる自分に、西垣さんはジッと


「人見さん…」


ドッキン…。


くっきりとした目と長い睫毛が、パチパチして…


ドッキン…


「鍵…掛けて来たよね?」


ガッツン!


「………はい…これ…鍵です。」


鍵を差し出すと


「サンキュー!」


受け取った手を頭まで、軽快に上げた。

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