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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

カッチン!


反射的に目を見開くと


「なっ…なによ~!やる気~!」


戦闘ポーズをしたけど、何処と無くマヨピョンのキメポーズに似てて複雑な気分になる。


「また…来ます…」


一言残して、コンビニを出る。


「ちょっと~!迎えは大丈夫だって~!」


背中で西垣さんの声を聞きながら、コンビニの入り口を見ていられる場所を探す。


ちょっと角度は悪いけど…年期の入った喫茶店を見付けた。


一週間ここに、入り浸りだな…。


道路を渡って、喫茶店のドアを開ける。


カランコロン…レトロ感があるベルが来客を知らせるが…


誰も…出て来ないし…。


ファミレスじゃないし…勝手に座るか。


窓際のコンビニが出来るだけ見易い席を探して、腰を掛けると…


「はぁぁ…」


大きく溜め息を吐いてしまった…。

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