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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

「いらっしゃいませ…」


無愛想なウェイトレスが、やっと水を持って来た。


メニューにザッと目を通して、取り敢えず一番上に記載されているのを頼む。


「ブレンドで…」


「は~い」


特に伝票にも書き入れず、カウンターに戻って行く。


「はぁ…作業するか…」


リュックから、ノートパソコンを取り出す。


最近のマヨピョン騒動で、結構やる事が溜まってしまった。


高橋さんに頼まれたのも、やらないと…。


「高橋さんか…」


あの人も不思議な人だよな…。


でも何だか信頼感は、ある人でもある。


西垣さんが、マヨピョンと関係あるかも調べてくれると言っていたし…。


「何者なんだろ…」


ブィーン!


呟きながら、パソコンの電源を立ち上げた。

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