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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

だけど…


「戯けっ!絶対入ってくんな!」


宮脇さんは物凄く怖い顔で、高橋さんを排除した。


「がぁ~ん!ショック!」


胸を押さえて高橋さんは軽く仰け反ったが、宮脇さんは全然無視で


「西垣さん、着替えとか簡単に用意してきて…ここで待ってるから」


優しく西垣さんを促す。


「はい…すみません…」


西垣さんは小さく頷いて、部屋に入って行き…


パタン…


ドアが閉まった。


宮脇さんは自分に視線を向けて

「今日は任せて…またゆっくり話しましょうね」


ニッコリと微笑んでくれた。


「はい…お願いします…」


高橋さんの言った任せては…
宮脇さん任せてって事だった。

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