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愛 人 契 約

第3章 近づいていく距離

「そういえば今日の飲み会、未央さんも来ますよね?」

「あ~ゴメン、今日は用事あってパス」

「またっすか?最近付き合い悪いっすね~」



ここのファミレスはバイト同士、仲がいい。

よく遊びに行ったり、飲み会したりしてるけど、キャバを始めてからというもの、わたしの参加率は下がる一方だ。



「ゴメンゴメン!また誘って、ね!」

「未央さんが来ないなら俺も行くのやめよっかな~」



拓也はスネたように口をとがらす。



「はぁ~?何言ってんの!」



拓也は弟みたいでかわいい。

わたしはついくすっと笑ってしまった。



「本気なんすけど」

「はいはい。あ~、エビバーグおいしかった!ごちそうさま!唐揚げもね。

さてと、メイク直してこよっと」







休憩後、後半のファミレスバイトをなんとかこなし、わたしはキャバクラへと出勤した。

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