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愛 人 契 約

第4章 初めての夜

「未央」



顔をあげて黒崎さんと見つめ合う。



「………いい?」








『何が?』なんて聞かなくても分かる。



本当に?
本当にしちゃうのかな

お客さんなのに、いいの?

今日どんな下着だったっけ

それに黒崎さんの指輪………



いろんなことが頭をよぎるけど

黒崎さんに求められていることがうれしくて

わたしももっと触れてほしくて

止められなかった








小さく頷いて目を閉じると、黒崎さんの唇が触れた。



「……………んっ……」



熱い舌が入ってきて、わたしの舌と絡まる。

お店でのキスとは違う、深くて濃厚なキスに思わず声が漏れてしまった。

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