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愛 人 契 約

第4章 初めての夜

キスをしながら、そっとベッドに押し倒される。



黒崎さんはいつもの優しい目じゃなくて、男の人の顔になっていた。



本当にいいのー…



まだほんの少し残っていた、一線を越えることに迷うわたしの気持ちを見透かしたように、黒崎さんは言う。



「もう抑えられないから」







黒崎さんの唇が唇から首筋に落ちてくる。



「…………ぁっ……」 



舌が首筋を這うたびに、身体がビクッとする。

ゾクゾクして、思わず黒崎さんの頭を抱きしめた。

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