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愛 人 契 約

第4章 初めての夜

大きな快感の波が過ぎた後も余韻を感じつつ呆然としていた。



「……大丈夫?」



黒崎さんが顔をあげて、心配そうに見つめる。



「……は、はい………すごい…気持ちよくて……」

 

本当にこんなに気持ちいいのは初めて。

まだ前戯だけなのに、びちょびちょに濡れていた。



黒崎さんはくすっと笑うと、おでこにキスをした。





「よかった。…じゃ、挿れるよ?」



いつの間にかコンドームをつけた、熱く固くなったものが入口にあてられる。



わたしは頷いて目を閉じた。

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