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僕の初恋。

第2章 ☆出会ったばかりの…

僕は、先生が来るまで僕達が出会った頃を思い出していた。

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禾里高校 第98回入学式

-入学式後-

「ふぁぁぁぁあ…」

桜が舞う空を見上げ、僕は大きくアクビをした。
緊迫した雰囲気が苦手な僕は、疲れをほぐすために『先輩達が学校内を案内してくれる』という名の『部活勧誘』から逃げ出し、裏庭に来てみた。
そこには大きな桜の木。

ザァァァ…ッ

吹き荒れる桜に僕は見とれていると…

「…ん?どうした?こんなところで」

誰かに声をかけられ、ふと我にかえる。

「新入生…だよな?」
「あ…」

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