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僕の初恋。

第1章 出会いから…

「えへへへ…」
「何ニヤニヤしてんだよ。気持ちわりぃ…」

この毒舌な男の子は、入学当初初めてできた友達の雄井知紀(たけい ともき)。
唯一、先生との関係を知ってるよき理解者でもあり、親友でもある。

「どうせまた先生のことだろうけど」
「そんなことっ!!」
「違うのか?」
「…違わない」

得意気に笑った知紀は、何かに気づいた様子で席をたった。

「ごめん。ちょっと待ってて。すぐ戻ってくるから」
「うん」

実は知紀にも恋人がいる。
しかも男の。
だから、そこらへんの相談も一応できるわけで…

「ん?」

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