僕の初恋。
第7章 僕なんて…
「……ねぇ…先生?」
「んー?」
あの時は…
先生が隣で仕事してたけど、どうしても伝えたかった想い。
「…好きだよ」
付き合って2週間くらいたってたかな?
…僕から好きって言ったことはなくて
先生に言ってもらってばかりだった。
だから今日こそは!!…って思って
ずっと心を落ち着かせてた…
ドキドキが止まらなくて…
先生に聞こえてるんじゃないかって心配なくらい大きかった。
「!!!?」
案の定、すごくビックリしてた。
でも、すぐにいつもの優しい顔になって
パソコンに向かってた先生は、椅子から立ち上がって僕に近付いてきた。
その表情は凄く妖しくて…
「…だからずっと心臓の音煩かったんだね?」
「っ!!///」
バレてた!
そう思って必死に言い訳を探した。…時にはもう先生と僕の距離は0cmだった。
「んぅっ!?…んっ…!……んぁ…っ……はぁっ……せんせ…っ///」
「そんな可愛い事言ってくる悠人が悪い」
「だ、だって…好きなんだもん…///」
どんな顔してるのかなぁ…って思って上目使いに先生を見上げた。
すると、手を口に当てて顔を真っ赤にしてた。
「先生!?」
「み…見るなっ///」
「可愛い~っ!!」
「見るなぁぁぁぁっ///」
それが僕と先生の
初めてキスした日だったかな…