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「最高のエロを目指して」 BL短編集

第7章  不良の21歳「里原 竜斗」(ムリヤリ)

「はぁぁ……」

 また大きくため息を吐く。


___ピーンポーン


 その時だ、インターホンがなったのは。



 誰だろうか。もしかして……。

あの時の彼氏かもしれない。



 そんな期待を胸に抱きながら、玄関にいくと、ドアを開けた。


「はい……って、誰ですか?」

 つい、攻撃的な言葉を口にしてしまった。


思いっきり期待はずれ。

しかも、みたことがない男だった。

 目の前にいる男は、にやにやと笑っていた。

いかにも…………怪しかった。


「はっはっは! 君が竜斗くんかい。 かなり攻撃的じゃないか、はっはっ」



……なんだこいつ。


 なんというか、そんな感想しか思い浮かばなかった。

「え、あ、そうですけど……なにか用ですか?」

 とりあえず、そう聞いてみた。


 すると、彼は笑いながら言った。


「ヤらせろ」


は?


え?




なにいってんだ、こいつ!

「いや、無理ですよ! そんなことできませんっ!」

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