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「最高のエロを目指して」 BL短編集

第7章  不良の21歳「里原 竜斗」(ムリヤリ)

「くっ……お前、最高だ。 っ、そんな締め付けんなっ」

男のいかにも気持ちよさそうな声が聞こえる。

それが嬉しくて、できるだけ締め付けようと努力した。

でも、気持良さすぎで、足から力が抜けていく。

「ふぁっ……んっ、あっ、ぁっ」



いつの間にか、尻だけを突き出した牝犬のような格好になっていた。


「へぇ……いい眺めだなぁ」

男が笑いながら言う。容赦無く腰を振りながら。



彼のペニスは、重点的に俺の弱いところを攻めて来て、その快感に耐えるだけでも大変。


それなのに、男は早く強く腰を打ち付けてくる。



「やばい、もうイキそうだ。 中でいいよな?」


男が俺に囁く。


もうすでに、俺は彼の体に溺れていた。


なにも考えられなくなっていた。


「…あっ、んぁぁぁっぁ」

質問には答えず、ただ喘いだ。



そして、俺の腹は暖かいものがたくさん注がれた。



「ふぅ……はぁぁ」


俺は、余韻に浸りながら、男に微笑みかける。

男も微笑んでいた。






「こういうのも、たまにはいいなぁ……」

俺はそう呟き、そのまま眠った。






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