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「は、若輩者にございますれば、張尚宮さまには、はるかに及ばぬことと存じますが、誠心誠意、主上のおんために勤める所存にございます」
　明香が言上するのに、王は顔の前でひらひらと手を振った。
「もう良い、止めよ。そのように堅苦しうならず、もっと自然体で話せ。予は柳尚宮を信じている。柳尚宮が推した者であらば、必ずや期待に応えるだけの働きができるであろう」