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発言にはご注意を

第1章 発言にはご注意を


小さく頼りなくなったものを湯船から出して外へ放り出す。

濡れた『アレ』はペチャッと音をたててタイルに落ちた。

カーテンを挟んで確認できたのはそれだけだ。

俺はまるが息を整えている間にささっと用事を済ませてカーテンを開けた。

ドアノブを支えにして汗を流すまるが立っていた。

「裕ちん、ありがとう。お陰で助かったわ。」

俺は頭を拭きながら適当に返事を返した。

「それと…。」

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