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普通の日記

第6章 7月10日 書きかけで飽きた二重人格

くっ!
「暴れるなよ、また殴られたいのか?」

「大人しくしなさい、***」
体が動かなくなった

***と呼んだ、
私は***なのか?
***であることをやめて私になった***?

不必要と消されたあいつ、
そのあいつを私の名前で呼ぶ、
私は一体誰なのだ?誰であっても必要のない人間なのか、
いやそもそも私は人間なのだろうか

揺さぶられると思考は段々と胡乱になり、
どこか遠くに僕だった私が見えた
僕なんてもうどこにも存在しないのに。


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