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無限の流儀

第6章 視線の1コマ

控え室から出ると村上くんが立ってた

錦「何?」
村「まぁ何やちょっと話そか」

何や分からんけど緊張する
何も言わずに先を歩く村上くんに続く
使われてない部屋へ招かれる

村「そんな緊張すんなや」
錦「いや、意外と呼び出しって」
村「ははっ、そうかぁ?」

あっけらかんと笑い飛ばしている
参るなぁ
勝ち目のない勝負はせぇへんって決めてんのに

村「真っ直ぐ見たって」
錦「へ?」
村「俺あいつの保護者やから心配なんよ」
錦「えっ?はっ?」
村「おぉ~、亮もそんな顔するんやなぁ」

ゲラゲラと俺の顔を指差して笑われる
それが悔しいやら恥ずかしいやらで
真っ赤になってしまう
それが面白かったのか更に笑われしまった

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