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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

「おっはよ~!!」



元気良くいつもの集合場所に顔をだすと、初カレである幼馴染の加藤逞(通称:タク)が笑顔で迎えてくれる。

良い朝だよ、マジで!!


逞に駆け寄ろうとすると、パッと目の前に障害物が現れ、思いっきり肩をぶつけた。



「痛ってぇ!!」


「すいま…って、チカだし」


「肩脱臼した。慰謝料要求する!!」



と、絡んでくるのもまた幼馴染。
私の初恋で、ずっとずっと片思いをしていた相手、三島親雅(通称:チカ)は意地悪そうに笑って立ちはばかる。

デカイだけあって…邪魔!!

頬を引き攣らせて嫌な顔をすると、どや顏で手を出して金品を要求して来る親雅は100%当たり屋だ。

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