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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

意味がわかんないし!!

どちらかといえば、私が付属品じゃない?
買ったお菓子についてきたフィギュアみたいな。とりあえずは愛でておいて、いらなくなったらポイ……みたいな。


「ミラ?……なに考えてんの?ちょー変顔!!」


逞が吹き出すように笑い出すけど、全然笑えない。

ポイされたらどうしようって、あんたのこと考えてんだ!!

そう言ってやろうかと思ったけど、それはそれで恥ずかしいので黙っておく。


「変顔とは失敬なっ!!」


「毎日こんなに楽しくちゃ、ミラを手放せないな」


「……手放す気だったの?」


「いや?そんなきさらさらないよ。来世まで俺のだろ?」


にっこり笑う逞に……
やられたよ。

無駄にイケメンってちょっとやだ。

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