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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

はっ!!
余計な事考えてる場合じゃない!!


奴らが来たら、絶対騒がしくなって勉強どころじゃなくなるんだ。せめて30分だけでも集中して、逞に勉強見てもらわなきゃ!!


「……ミラ、それ公式違うよ?」


逞は私のノートを覗きこんで、私の手を握りあげて手を止めさせる。


「へ?」

「……それで来年理系取る気?看護師に夢も危ないよ?」


イヤイヤ。
掴み上げるこちないじゃん?

思わず手を振りほどこうとするものの、それを逞は手に力を入れて拒否。

ちょっと間違ったくらいで私の夢まで潰すなっつーの!!
ってか、すみれがいるのになにやってんの!!

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