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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

「すみれちゃんも笑ってないで!!カエル達来たら勉強どころじゃなくなるよ!!」


「うん、分かった。でも、本当に加藤君は未来ちゃんを信頼してるんだね?」


「はい?!」


私と逞は声を揃えてそう言うと、すみれは笑いながら話した。


「だって、チカくんの事。未来ちゃんに近づいても妬き持ち妬かないんだもん。『会うな!!』とか言わないんでしょ?」

「……あぁ……幼馴染だしなぁ。それ言ったら、全員と会えなくなるし、オレがミラにそう言ったらオレもってことになるし」


逞はそう言って苦笑した。

信頼してる。
それは私にだけではなく、親雅に対してでもあるんだろう。

親雅が例え私を好きでも、今は逞とちゃんと付き合ってるし、その逞のいないところで私とどうにかなることも、どうにかしようということもないと。

基本、親雅は単純だし、正々堂々と逞の目の前でしか私にちょっかいは出さないし。

心得てるっていうか……。

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