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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

「…はぁ?」



斜め上から漏れた声の主は逞。

余りの気まずさに振り向く事も出来ずに、未だに抱きつく久登を見降ろしていた。

マジで…それを言い訳にするなよ!!
これから電車で説教されるじゃん!!


私と目を合わした久登は、ヤバいって表情をしたが、私の後ろにいる人物の方にビビっている様だった。



「何かってに見てんだよ!!」


「見たくて見たんじゃないもん、見せられたんだ!!」



久登の『パンツ丸見えだったんだもん』発言に親雅が怒ると、慌てて久登は国重の後ろに隠れて逃げようとするので、プチ鬼ごっこが始まった。


「ひぃ、逃げんな!!」

「っチカちゃん超怖い!!」


ひぃ。
まるで女の子だよ?可愛すぎる!!

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