恋のハードル高し!!(に)
第3章 歪み
「っそんなのタクだって」
「俺はちゃんと女だと思ってるよ?」
「私だって男だと思ってるよ!!」
ふと逞を見ると、前を見る逞の横顔がなんだか心ここに在らずのように見える。
最近、たまにこんな表情をしてる。
逞には、私の気持ちを疑いたくなる何かがあるのだろうか?こうやって思いが通じ合って付き合うことが初めてだから上手く伝えられなくて、もどかしくなる。
どうすれば、そんな表情させなくて済むの?
振り向いた逞と目が合うと、逞は笑って私の顔を撫でた。
「っ何すんの!!」
「ミラが変な顔してるから」
顔面を上から下に撫でられた私は、グロスくらいしかつけてないからメイク崩れはないけど、こういう所はやっぱり女扱いじゃないと思う。
「俺はちゃんと女だと思ってるよ?」
「私だって男だと思ってるよ!!」
ふと逞を見ると、前を見る逞の横顔がなんだか心ここに在らずのように見える。
最近、たまにこんな表情をしてる。
逞には、私の気持ちを疑いたくなる何かがあるのだろうか?こうやって思いが通じ合って付き合うことが初めてだから上手く伝えられなくて、もどかしくなる。
どうすれば、そんな表情させなくて済むの?
振り向いた逞と目が合うと、逞は笑って私の顔を撫でた。
「っ何すんの!!」
「ミラが変な顔してるから」
顔面を上から下に撫でられた私は、グロスくらいしかつけてないからメイク崩れはないけど、こういう所はやっぱり女扱いじゃないと思う。