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恋のハードル高し!!(に)

第3章 歪み

もちろん頼るはすみれだ。


「……ってことなのよ」


昨日唐突に言われた逞の話をすると、すみれは首を傾げながら話を聞いていた。


「……でも、未来ちゃんは前より随分女の子っぽくなってるし、移動教室の時とかも男子が教室から見てたりするよ?」

「……それって、なんで私とタクが付き合ったんだろうっていう興味本位じゃないの?」


幼馴染って全校生徒の前で言い放ったのに、夏休み過ぎたら付き合い出してるとか、普通に気になると思うし。

私が首を傾げると、すみれは苦笑した。


「じゃあ、デートの時におしゃれして見たら?日曜日するんでしょ?」

「……うん」

「じゃあ、それまでお昼休みはメイクレッスンね!」

「すみれ先生!!」

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