テキストサイズ

恋のハードル高し!!(に)

第3章 歪み

すみれは嬉しそうに笑っていて、なんだかちょっと嫌な感じがするものの、最近の色ボケにせいか、すみれの本性をすっかり忘れていた。


翌日のスミレは、百貨店に入っている有名コスメブランドの袋をたくさん持って私の前に出した。


「はい」


はいって……これは何?!
どうしろって?!


「……すみれちゃん?」


頬を引きつらせずにはいられない状況。クラスメイトも何事だと集まり出して大騒ぎ。


「貢ちゃん復活?!」


その言葉にすみれは照れ笑いをしながら机に並べ出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ