悪魔と淫美な世界へ
第6章 ~揺さぶられる心~
寝室…
激しい軋むベッドの上で、ゆきに覆い被さっている魁の姿があった。
「あぁっ…ふっ…」
「ハァ…ゆきっ…」
触れ合う肌と、囁く色気を増した魁の声…
媚薬に犯されているゆきの身体は過剰に反応し、苦しそうな表情を浮かべていた。
「魁っ…はぁっ…んっ… 」
「苦しいのか?
少し休憩…」
「やめないでっ…魁っ… 」
ゆきは潤んだ瞳で魁を映し、甘える様に首に腕を回し抱き付いた。
わたしどうしたんだろ うっ
体が熱くて息が苦しい のに‥もっと魁を感じ たいっ…
こんな事思うのは媚薬 のせい?
「いいのか?
後で後悔するなよ…」
吐息混じりにそう言うと、魁は更に激しくゆきを求めた。
「あぁっ!…魁っ!…」
「ゆきっ…愛してる…
もっと‥お前を感じた い…」
まるで時間が止まっているかの様な錯覚の中、体力が続くまで互いに互いを求め続けた―――……