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悪魔と淫美な世界へ

第8章 ~誓い~

 
 
 
あの部屋では、裸のままベッドの中で寄り添う魁とゆきの姿があった。
 
 
 
「魁…そろそろ部屋から 出ない?
 お腹空いてもう駄目か も…」
 
「そうだな…
 
 じゃあ、もう一度お前 に触れたらな…」
 
「えっ…」
 
 
 
魁の完璧な身体が覆い被さり、その美し過ぎる顔が近付いてきた。
 
 
 
「あ…魁っ…?」
 
「こんなに欲しいと思っ た女は、ゆき…お前が 初めてだ…
 
 お前の事を想っただけ で…身体が熱くなる… 」
 
 
 もしかして…まだ媚薬 効いてるのかな…?
 もの凄く色っぽいんで すけどっ…
 
 というか…体力もつ自 信ないかもっ…
 
「…あの…魁…あ…」
 
 
 
徐々に顔を近付けてくる魁に、ゆきは頬を赤く染めながらゆっくりと目を閉じた。
 
 
唇が重なり合い、互いに舌と吐息を絡ませた…
 
 
 
「んっ…ふっ…」
 
 
 
いやらしく絡んでいた唇は、這うように耳元へ移動して行った。
 
 
 
「俺とお前の子は…きっ と可愛いんだろうな… 」
 
 
 っ!?
 魁との子供…
 
 
 
その言葉に、ゆきは子供ができて3人で幸せな未来を想像した。
 
 
 
「絶対可愛いよ…」
 
「クスッ…ああ…」
 
 
 
幸せに満ちた空気の中、魁は耳元から首筋に唇を寄せた。
 
そして邪魔なシーツを剥ぎ取ると、また2人は身体を重ね合わせた―――……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
        END 
 
 
 
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