悪魔と淫美な世界へ
第7章 ~争いの先~
「あぁっ!!…あ…んっ …」
「はぁ……ゆきっ…」
不意に…余裕がなく息を乱す色っぽい魁の姿が目に入り、ゆきの胸は更に高鳴り出した。
やっぱり魁は完璧っ… 私なんかより、ずっと 色っぽくて綺麗…
「まだ余裕がありそうだ な…」
「あっ…違っ…」
「もっと…俺で満たして やる」
甘く淫らな悪魔の囁き…
魁はそのまま起き上がり、ゆきをベッドに押し倒すなり更に激しく攻め始めた。
「あぁっ!!…ダメぇっ !」
どうしようっ…
気持ち良すぎてっ…震 えてきた…
もう…このまま死んで もいいくらい…幸せっ …
「はぁ…
俺の…愛しいゆきっ…
…このまま…時が止ま ってしまえばいいのに ……」
いつになく乱れ酔いしれる魁…
その色気に、ゆきもまた深い深い快楽と甘く痺れる愛の中へ堕ちていった―――……