悪魔と淫美な世界へ
第3章 ~淫乱美女姉妹~
「どうぞ入って♪」
蒼空に誘導されるがまま、ゆきは緊張した様子で恐る恐る部屋へ足を踏み入れた。
中は6畳位で、勉強机とベッド‥真ん中にはラグが敷かれているだけで何も置いていなく、すっきりしていて綺麗だ。
男の人の部屋なんて
魁のしか入ったことな いから凄い緊張する…
「好きなとこに座ってて ♪
おれ飲み物持って来る から」
「う、うん…」
蒼空は笑顔でそう言うと、ゆきを残して部屋を出て行った。
好きなとこって…
付き合ってるわけじゃ ないし
ベッドはやっぱり変だ よね…
悩んだ結果‥ゆきはラグの上にちょこんと正座し、キョロキョロ部屋の中を見渡した。
ちゃんと整頓してるん だぁ~
意外と綺麗…
「お待たせー♪
あれ?ベッドに座らな いの?
足痛くなっちゃうよ? 」
「いやっ‥ここで大丈夫 っ…」
「そお?」
蒼空は持っていたトレイをゆきの前に置き、ベッドに寄りかかるようにして隣に座った。
トレイにはジュース入りのグラスが2人分乗せられていて、蒼空は一つゆきに手渡した。
「りんごジュースだけど ゆき先輩飲める?」
「うん、ありがとう」
「ゆき先輩
さっき学校で話した事 なんだけど…」
「えっ!?あ…うん…」
「今兄貴の部屋からこれ こっそり借りてきたん だ♪」
満面の笑みで蒼空が見せてきたのはエロ本で、ゆきは動揺を隠しきれず顔を真っ赤にさせた。
「そ‥それっ‥‥」
「エロ本だよ♪
色々勉強になると思っ て
きっとゆき先輩の悩み も解決できるよ!」
「は‥はぁ…」
これ‥蒼空と一緒に読 むのっ!?
そういう本読んだこと もないしっ
すっごく恥ずかしいん ですけどっ‥‥
恥ずかしそうに固まるゆきを後目に、蒼空はパラパラとエロ本をめくり始めた。